ライターの檀上遼さんが台湾で暮らした1年間を通じて感じたことについて書き綴るコラム集です。
「日本人の父と台湾生まれ香港籍の母とのハーフ」という出自を持つ檀上さん。最初は「自分のルーツである国に一度行ってみるのはありかも」と、軽い気持ちで旅行に出かけたそうですが、すっかり魅了され、2011年の11月から2012年の11月まで台湾で一人暮らしをすることになります。
台湾での暮らし、台湾の文化などについてフラットな目線で書かれており、台湾のことを知る手掛かりになりそうな内容となっています。
台湾の風景を切り取ったカラー写真も多数掲載されています。
B5/80ページ
(以下、公式インフォより)
2012年から2013年にかけての一年間、語学留学で台北に滞在した筆者のエッセイ集。当時の日記や撮りためた豊富な写真も収録。台湾生まれ香港籍の母親をもつハーフという自身の出自を活かし、ガイドブックとも旅行記とも違う切り口で台湾での生活をみずみずしい筆致で描いている。
文章をメインとした「読み物」を意識した作りとなっていますが、台湾に関心がある方もない方もどちらも楽しめるような一冊になっています。
<目次>
1.まえがき
2.ハーフの私と中華圏
3.なぜ台湾なのか
4.台北生活
5.留学生生活
6.酒と夜市
7.古亭的麥當勞
8.南へ
9.中国と私
10.台湾の同性愛社会
11.サウナにて
12.最後に
13.あとがき