1992年福岡県生まれの文筆家・僕のマリさんの2022年下半期の日記集です。
パートナーと一緒に暮らし、体調が悪い時はお互い助けあったり、愚痴を言ったり、小さなことに喜び合ったりする日々のことが綴られています。
新型コロナウイルスに脅かされ、またそこからゆっくり回復しながらパートナーと結婚するまでの記録には、人の暮らしのままならなさや美しさが混ざり合って表現されているように感じられます。
巻末のエッセイ「清潔な寝床」も含め、誰かと一緒に生きていくということの面白さが強く実感される一冊です!
四六判/76ページ
(以下、公式インフォより)
僕のマリの日記集『清潔な寝床』です。
2022年6月〜12月の日記です。
コロナに罹患する前の元気なとき、罹患したときのこと、そして後遺症で体調不良が続いた半年間の記録です。七歳上のパートナーと暮らしながら、街歩きする楽しさ、日々のごはんや喫茶店巡り、二人でコロナに罹った時の身体のあつさ、結婚の挨拶に行った真夏の暑い日、居酒屋でべろべろになるまで飲んだ日、鬱がひどく屋上で泣いていた日……。過ぎ去った日々の記録を読み返しながら、「人を大事にするってなんだろう」と考えていました。その答えは、日記を編んでようやくわかった気がします。