尾崎織女 ほか「中国民衆玩具 日本玩具博物館コレクション」

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3,500円(税込3,850円)


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中国大陸の各地域で伝統的に親しまれてきた民衆玩具420点を、その起源や込められた意味とともにフルカラーで紹介する一冊。

写真がすごく美しく、見つめているうちにそれぞれの玩具の色彩や造形が愛おしくなってきます。

手元に置いておいていつでもパラパラとページをめくりたくなるような素敵な本です。

A5判変形/304ページ フルカラー

(公式から引用)

紹介
大地と民衆が育んだ素朴美が420点大集結!
小さな博物館の膨大な玩具コレクションの背景には、激動の時代をこえて玩具文化の灯をつなごうと尽力した人々、素朴な造形美に打たれ、調査・蒐集にのめり込んだ人々があった。
中国大陸の東北から西南へと旅して、民衆の手による素朴な玩具をひとつずつ、土地の文化慣習をひもとき紹介する図鑑。満州で蒐集された貴重なコレクション群を含む圧倒的な作品数、玩具学芸員による時代・素材・文化背景をおさえた詳細な解説、美しい造本・写真に加え、歴史に翻弄されながらも玩具を破壊と衰退から命がけで守ろうとした人々の熱い思いが伝わる愛蔵版。

目次
中国民衆玩具概観 〜玩具の素材と題材〜
東北/華北/華東/中南/西南/西北
中国民衆玩具へのまなざし/娘娘廟会と子授けの人形
日本人蒐集家が愛した布老虎たち
清代末期、北京の街の発音玩具
祝祭日と玩具文化
彼岸への旅立ちに寄り添う紙人形
中国玩具を愛した人々/中国の民芸派、李寸松老師のこと
戦前日本の趣味人が描いた中国のおもちゃ絵
満州の大地に郷土玩具を求めた人々
伊藤三朗氏の生涯をかけたコレクション
須知善一を中心とした日本の玩具趣味相関図 軸原ヨウスケ
中国地域区分図
註・参考文献
用語の解説

著者プロフィール
尾崎織女 (オサキアヤメ) (著/文)
1962年、兵庫県姫路市生。ミシュラン二つ星を獲得した日本玩具博物館の学芸員として、30余年にわたり、世界各地の人形玩具の調査・蒐集を担当。世界のクリスマス展」や「雛まつり展」「端午の節句展」をはじめ、館内外での展覧会企画に従事。素材や技術、国と文化など多岐にわたる専門知識を必要とする玩具の学芸員は国内でも数少ない。ブラジルや上海、韓国ほか国際展においても展示企画や図録執筆を担当し、玩具文化の紹介に努める。令和3年度姫路市芸術文化奨励賞受賞(民芸玩具)。

高見知香 (タカミチカ) (写真)
兵庫県明石市生。都内スタジオ勤務後ロケアシスタントを経て独立、ウェブ・雑誌・書籍など幅広い媒体で活動中。撮影を担当した書籍に『世界の民芸玩具 日本玩具博物館コレクション』(大福書林)、『カワイイヲリガミ細工』(誠文堂新光社)、『本をつくる』(河出書房新社)など。

軸原ヨウスケ (ジクハラヨウスケ) (企画/原案)
1978年生。デザインユニットCOCHAE(2003年?)のメンバーであり、デザイナー。折り紙パズル「ファニーフェイスカード」が日本グッドデザイン賞2008受賞、『猫のパラパラブックス』が造本装幀コンクール2013審査員奨励賞、『トントン紙ずもう』がグッドトイ2013選定など受賞多数。著書に『武井武雄のこけし』、『アウト・オブ・民藝』など。