2018年、医学部入試で複数の大学が女子受験生の得点を減点していたことが明らかになり、大きく報道されました。
平等であるはずの受験というものに、ジェンダー格差が根深く存在する。それは大学受験に限ったことではありません。本書は、”2000年代後半に近畿圏で私立中学受験をした当事者が、過去の「お受験」を振り返り、フェミニズム的な視線を向けなおした記録”です。
そもそも女性が受験できる学校数が不均衡だったり、生徒の定員数に差があったり、男性優位が当然のようにされている中学受験の世界についてじっくり考察しています。
以下の「巻頭言」を一読いただくと本書の姿勢が伝わるかと思います。
https://thepatra-committee.com/feminismforourselves-introduction/
A5/80ページ
(以下、公式インフォより)
2000年代後半に近畿圏で私立中学受験をした当事者が、過去の「お受験」を振り返り、フェミニズム的な視線を向けなおした記録。
医学科入試不正問題や都立高入試男女別定員制など、最近話題になった事例にも触れながら、私たちのための中学お受験フェミニズムについて探っていく本。