代表のたけしげみゆきがnoteで連載している「シカク運営振り返り記 シカクはこうしてこうなった」。
破天荒なお店のあゆみと、水面下で起きていたすったもんだを赤裸々に綴った怪作に
大幅な加筆修正を加えた同人誌版、第2巻!
自宅の一室からスタートしてようやく“店らしきもの”になってきたシカク。
ギャラリーを始めて失敗したり、自分たちで本を作ってつまずいたり。
七転び八起きの日々の果てに明日はやってくるのか!?
B6サイズ 82P
[目次]
第4章 趣味の店から仕事の店へ
第4章B面 Bと私の歪んだ関係
第5章 溢れる仕事と救世主
第5章B面 結婚
★★★お客さまからの推薦コメント★★★
読んでまず感じたのが、著者であるたけしげさんの行動力と、失敗から学び取る振り返り力の凄さです。シカクさん黎明期の記録ということで、経験不足に起因した猛烈な失敗が頻発してはいるのですが、それは結果的に、おおむね良い形でその後に活かされているように見えます。
失敗を客観的に振り返り、改善していくのは難しいことで、それを長年めげずに続けるのは、なおさらに難しいことであると思います。沢山の経験を経て、自らの得意なこと、苦手なことを把握しつつ、改善を重ねて、理想形に少しずつ近付いていこうとする真摯な姿勢が、とても良いです。
また、ドロドロパートの重さがずしりと身体に響いて来ますが、たけしげさんの文章に流れているふんわりとしたユーモアにより、かろうじてやわらかい雰囲気が保たれていることが、心強いです。
シカクさんが現在地にたどり着くまでの冒険譚のような本であり、読み進めるうちに、じわじわと力が湧いてきました。情熱にあふれた巧みな文章も素敵です。