東京・下北沢の日記の専門書店「日記屋 月日」が開催したワークショップ「日記をつける三ヶ月」に集まったメンバー15人から成る「みんなの日記サークル」による交換日記集です。
文筆家のphaさんをファシリテーター(プロジェクトが円滑に進むよう支援する人)に、そのphaさんも含めた15人のメンバーが3ヶ月に渡って日記を書き合った日々があり、それが終わってしまってみんなが喪失感を味わっているところから、再び交換日記を始めて一冊の本にまとめようとする(その結果できたのが本書)までがリレー形式の日記となって表現されています。
一人で書く日記とは違い、誰かの日記が別のメンバーに影響を与え、全体のムードが生まれていく様子が面白いです!
B6/184ページ
(以下、公式インフォより)
『東京の下北沢に「日記屋月日」という、日記だけを売っている本屋さんがあります。「日記をつける三ヶ月」というのは、そこで開催されている日記のワークショップの名前です。
このワークショップでは、15人が三ヶ月のあいだ、オンライン上の日記をお互いに読み合いながら日記を書く、ということをやります。2023年の11月から2024年の1月までの三ヶ月間、僕(pha)がファシリテーターとなって、この「日記をつける三ヶ月」のワークショップを行いました。
1月にワークショップが終わったとき、もうこのメンバーで一緒に日記をつけるのが終わってしまうのは寂しい、という雰囲気になったので、このまま日記をつけ続けてZINEを作って文学フリマに出よう! という経緯でできたのがこの本です。』(まえがきより)
phaさんを中心とした日記WSメンバーで三ヶ月行った交換日記を本にしました。15人それぞれの日常に起こることとそれに伴う感情などが淡々と記されています。ただお互いの日記を読み合うだけの関係から、休日に出掛けたり遊んだりなど共にする時間を経て、だんだんと親しくなっていく過程もお楽しみください。