(公式インフォより引用)
気がつけばいつもそこにある、京都の街と100年あまり歩んできた「顔」。
あのヒゲの看板が教えてくれた、モダン都市・京都の忘れられた物語!く
京都の街角に残る、「ヒゲの紳士」が描かれた「仁丹」の町名看板。この看板は京都市内でかつて1,000枚以上が確認されていたが、今や550枚にまで落ち込み、絶滅の危機に立たされている。
「仁丹」の謎に包まれた来歴を解き明かすとともに、この迷宮の奥にある時空散歩を楽しむ!
【本書で解き明かされる「謎」】
〇京都だけに大量にある理由は?
〇「下京区」表記が東山区の祇園になぜ?
〇長く風雨にさらされながらいまだにキレイなのはなぜ?
〇誤表記と思いきや街が動いていた?
樺山聡(かばやま・さとる)
京都新聞のデジタルメディア「THE KYOTO」ライターで文化部編集委員。1999年入社。社会部などを経て現職。著書に、長年愛される喫茶店を取材した『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』(京阪神エルマガジン社)。
京都仁丹樂會(きょうとじんたんがっかい)
京都市内に数多く残る町名表示板「仁丹」をこよなく愛する6人で2010年に結成。「仁丹」の研究と保全活動に励んでいる。