手条萌「2020年代お笑いプロローグ 優しい笑いと傷つけるものの正体」

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カレー、アイドル、お笑いなど、ハマったらなんでもとことん掘り下げるライター・手条萌さんによる「2020年代のお笑い」を考察する一冊です。

「お笑い第7世代」と呼ばれる芸人たちが勢いを増したり、2019年の「M-1」以降「優しい笑い」の時代が訪れたという言説が広まったり、「何を笑うか」という価値観が変化しつつあるように感じられるここ最近ですが、同時にお笑いファンの中で大きな分断が生まれてもいるようです。

お笑いを批評するということは、「あんなのどこが面白いの」みたいな単純な言葉によって反撃されがちな困難な行為です。しかし、それでも考え続けなければならないと考える手条さんの決意が感じられる内容になっています。

A5/30ページ


(以下、公式サイトより)
2020年代の幕開けを飾った「優しい笑い」というワードを切り口にお笑いの分断を見つめ、笑いの暴力性とその構造を考察。
消費の果てに、帰る場所を守り抜け!


【もくじ】

プロローグのプロローグ

物語としてのお笑い第7世代
ファンの仕事は笑いの代償としての傷を負うこと
バラエティ番組のリテラシーがキャンセルされる劇場というジレンマ
内輪という暴力
傷つけない振る舞いと消費
顔ファンが本当に見つめているもの
オピニオンリーダーとしての芸人
傷自体をトピックとすることの慎重さ
優しいお笑いという虚構の正体
消費の果てに帰る場所

プロローグのエピローグ