『生活の批評誌』を編集する依田那美紀さんが、女性であることを考えながら綴った6つのエッセイを収めた一冊です。
“「自分についてちゃんと書く」ということ、そして「女」ということについて、93年生まれ独特の世代文化を織り込みながら、自分の経験をもとになんやかんやと考えて書いたエッセイ集のようなものに仕上がりました”とご本人が語っている通り、俯瞰してジェンダー論を語るようなものではなく、あくまで依田那美紀さんが個人として自分のことを見つめて書いた文章が詰まっています。
A5/32ページ
(以下、公式インフォより)
目次:
はじめに かんたんに連帯しちゃえるわたしたちの正しい後悔のために
少女たちの階級闘争 ―映画『少女邂逅』と2人だけの箱―
ペニスがはえなかったから
縄文服とユニセックス
挿れる女、挿れられる女
女と批評
今まで逃げに逃げてた、「自分についてちゃんと書く」ということ、そして「女」ということについて、93年生まれ独特の世代文化を織り込みながら、自分の経験をもとになんやかんやと考えて書いたエッセイ集のようなものに仕上がりました。基本的には女というジェンダーにまつわる私の自分史的考察がテーマですが、石川県のド田舎の生まれなので、地方都市文化も反映されているかもしれません。
知り合いに読まれるのは若干恥ずかしいですが、試しに読んでもらった友人との会話で「ほら、あの縄文服とユニセックスに書いてたあれみたいな!」というように引用されるなどコミュニケーションの円滑化に一役買っているのでよければぜひお読みください(笑)