サイズが大きいバストのことを「巨乳」と呼ぶような時代が、いつからか、始まりました。
著者である小林みどりさんは、ご自身がまさにバストサイズが一般より大きく、「巨乳」と自認しつつ、それゆえの悩みを本書に綴っています。
背が高いとか腕が長いとか、そういった身体的な特徴の一つであるにもかかわらず、性的な視線と極端に結びつけられたり、また、SNS上に悩みを相談しても「自慢おつ」と、まともに受け取ってもらえない悩み。だからこそ、それを「愚痴」として本にまとめることに意味があるように感じます(本書を読んで「そうそう!」と共感を覚える人がたくさんいるはずです)。
巻末に、小林みどりさんの幼馴染で、同じようにバストサイズの大きい「F子」さんとの対談が収められているのですが、その内容も興味深く、知らない世界が広がるような一冊です!
新書サイズ/100ページ
(以下、公式インフォより)
巨乳である著者 小林みどりが、服が似合わないとか、運動するのに不便とか、肩が凝るとか、そういった類の「巨乳の愚痴」をZINEにしました。
内容は、ほぼ見た目とコンプレックスの話で、性的な目線での言及はほぼ出てきませんが、話題上、図解には女体が登場します。
新書サイズ
100ページ
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「はじめに」より
わたしは胸が大きい。ブラジャーのカップはFかG、サイズは98センチ。いわゆる「巨乳」の部類に入ると思う。よく人から「胸が大きくて羨ましい」と言われたきた。しかし、わたしにとって胸が大きいことは人生の重荷であった。実際、物理的にも激重い。
そのせいで常に肩がこっているから逆に肩こりを自覚するタイミングはないし、合う下着が少ない。服は似合わないものばかりで、諦めたオシャレは数知れず。何よりも、胸が目立って恥ずかしい思いや嫌な思いをすることが多々あった。
単純に、身体が規格外なのだ。市販品のほとんどから例外と考えられている身体。
(中略)
自分の身体的特徴をどう捉え、扱い、生きていくかはかなり人それぞれだ。だからこそ、わたしの個人的な立場から語ってみたら面白いこともあるのではないだろうか。そう考えて出来上がったのが本書である。
もしかすると、読む人によっては不快に感じられる部分もあるかもしれない。が、前述のとおり、あくまで個人の愚痴であるという点を踏まえてご理解いただきたいと思う。読み手に甘える形で申し訳ないのだが。
このZINEを作ろうと思ったのはそんな経緯である。
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