1937年生まれの建築家・香山壽夫が1964年に渡米して以降に撮影した
アメリカやヨーロッパの名建築の写真と、その建築に関する香山氏の文章から成る一冊です。
時代を超えて強い存在感を放ち続ける建築がどのようにして生まれたのか、
また、その建築が歴史や文化とどのように関わっているのかを考えることができます。
建築を見る目が豊かになりそうな一冊です。
(以下、LIXIL出版公式サイト http://www.livingculture.lixil/publish/post-178/ より)
本書は、碩学の建築家・香山壽夫氏(東京大学名誉教授)による写真と文で、建築のエッセンスを鮮やかに捉える写文集です。
1964年の渡米以降、アメリカおよびヨーロッパの建築や都市をめぐって著者が撮影してきた無数の写真から、36点を厳選。
撮影から数十年の時を経て、それぞれの写真にあらためて向きあい、文章が書き下ろされました。建築家ならではの視点で
撮られた写真、そして歴史的・文化的な広い視野のなか、親しみやすく確信に満ちた筆致で対象を描写した文章は、建築の
専門家から一般の読者まで、多くの人を建築の奥深い魅力に引きこみ、新たな気づきをもたらすことでしょう。
巻末1 MAP&INDEX:取り上げた36件の所在および撮影時期(訪問時期)を示し、それぞれの概要を説明する。
巻末2 TEXT:香山氏の写真についての解説や、建築と写真との関係、建築家にとっての旅や写真の意味などを、
本書の編集者である長島明夫が記す。