人々が見向きもしなかったりフタをしてきたもの・人・場所に価値を見出す独自のスタイルで多数の著書を発行してきた編集者・ライター・写真家、都築響一のレーベル「ROADSIDE LIBRARY」のUSB電子書籍第3弾。 1959年〜1989年に北九州市若松で営業していたキャバレー・ベラミの成り立ちや歴史紹介、そしてかつてステージを飾った踊り子達の写真が1400ページ超、2GBにわたる超容量で収録されています。
「懐かしい」「昭和っぽい」の一言では括れない、薄暗く空気のこもった店内や煌びやかに輝くライトが眼に浮かぶような写真たち。そこらの芸術写真よりよっぽど濃く、高い熱量を味わうことができます。
ほとんどがモノクロームのその写真には、精一杯の笑みやお得意のポーズを決めた、タキシードから半裸まで衣装もさまざまな女たちや男たちがいた。安っぽいプリントから生バンドの音楽や、ホステスの香水や、カクテルやタバコの匂いがムワッと立ち上ってくるようだった。いまから50年も前のことなのに。
(中略)なのに彼女や彼たちのことは、数人の歌手以外には、ネットで検索したくらいではひとりもヒットしない。こんなにも無名の踊り子たちがいて、日本各地にあった無数のキャバレーで、音楽と男の視線と酒とタバコの匂いに夜ごと肌をさらし、スポットライトを浴びていたのかと思うと、そしてその記録がまったく残されないままキャバレーとともに消えていったのと思うと、胸が締めつけられるようでもある。ほんのわずかな年月のうちに、僕らはどれほどの記憶を失ってしまったのだろうか。
(公式サイトより抜粋)
PDFフォーマット 全1409ページ(2.0GB)+動画3本(300MB)
★じっくりお楽しみ特集 登録アイテム★
都築響一さんによるUSBシリーズ、すごいのはそのボリューム。
全シリーズ、本には到底収めきれない何百枚〜何千枚の写真・動画・音声ファイルなどが数GB単位でパンパンに詰め込まれています!
じっくり見たらそれだけで丸一日かかるかもしれないデータを楽しむのは今のうち!!