大阪・新世界の商店街の各店のポスターをプロデュースした「商店街ポスター展」が全国的に知られ、各地で展開されるようになったり、自分自身を祀る祭り「セルフ祭り」の実行委員会を勤めていたり、常に情熱とアイデアで爆進するコピーライター・日下慶太さんの自伝です。
運命に翻弄されるように様々な場所で人と出会い、自分が楽しめることに忠実に、斬新な広告を作っていく姿勢に、読んでいて背中を押されるような気持ちになります。
B6判/336ページ
(以下、公式サイトより)
ポスターを作り、街をおこし、UFOを呼ぶ。
広告界の異端児が作る街と広告とその人生。
都築響一 三戸なつめ 推薦
商店街ポスター展の仕掛け人
ポスター296点掲載
ユーラシア大陸横断、就職、病気、挫折、出会い、別れ……。コピーライターという枠を超え、人生の迷子になった著者が、あらゆる違和感と向き合った末にたどり着いた?ある想い″。
商店街のユニークなポスターを制作し、町おこしにつなげる『商店街ポスター展』で注目の著者が、プロジェクトを手掛けるまでの悩みや葛藤、そしてその人生を自身の言葉でユーモラスに綴る。
「新たな一歩を踏み出そう」とする、すべての人に贈る一冊。
都築響一
広告って、いつも上から目線だ。「これがいいんだから買え」みたいな。でも日下くんだけは、いちばん下のほうでうごめいているなにかをぐっと押し上げて、僕らに見せてくれる。
おもしろい広告は、本気でおもしろがってなくちゃできない。どんなに巧妙につくろっても、見るほうにはちゃんとわかるからと、日下くんは教えてくれる。広告業界人にとって、この本はすごく苦い薬か、避けて通りたい正道なのだろう。
三戸なつめ
日下さんとの出会いは衝撃的でした(笑)。
自分の考えの斜め上をいくというか、こういう発想があるんだと。
ただかっこいいとか素敵ってだけじゃなくて、面白さだとか、“超違和感" なところを引き出してくれて、それが今につながっているようにも思います。