ferment books「自由なタイ料理 ガパオ」

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800円(税込880円)


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ワダヨシさん、和田侑子さんの編集・翻訳ユニットである「ferment books」と、ムエタイ講師でありタイカルチャー料理家でもある下関崇子さんとによる「ガパオ」をテーマにした一冊です!

「ガパオ」というとタイ料理の定番という感じがしますが、その定義にはかなりの幅があります。たとえば本書を開くと1ページ目の見出しにいきなり「ミンチ肉は使わない。」とあります。ガパオと言えば「ひき肉」を連想している人は多いのではないでしょうか。

そういう「ガパオ観」が実は凝り固まった物であることを教えてくれる本書。ガパオの基本レシピを踏まえつつ、「魚介類のガパオ」「加工食品のガパオ」「パンのガパオ」などの料理例がカラーで多数紹介されていてワクワクします!

ワダヨシさんと下関崇子さんとのガパオをめぐる対談もたっぷり収録されています。

A5/36ページ フルカラー

(以下、公式インフォより)
日本でもコンビニ商品になるくらい人気のタイ料理「ガパオ」ですが、現地タイでも「正しいガパオ」を巡って論争が起こるほど愛されています。

「正しいガパオ」が追求される一方では、魚介類のガパオからガパオ・バーガーまで、アレンジガパオも多種類登場し、まさに「ガパオ百珍」の様相。

本書では、下関さんのガパオに関する調査と家庭料理での体験(夫がタイ人。ガパオの葉をイタリアン・バジルで代用してもOKだが、肉の処理方法に強いこだわりアリ)をワダヨシが聞き出す対論をベースに、ガパオとは何かに迫っています。

詳細な注も付記。料理写真多数。レシピも掲載しています。

ルーツや本場の味をもとめる原理主義的な食文化の追求と、ガパオの葉さえ入っていれば「ガパオ」なる料理ジャンルであるかのような力強すぎる存在感、さらに日本での現地化、大衆食化、商業化など、いろんなベクトルでとても興味深い「ガパオ」。

これを読んで、みんながそれぞれの「ガパオ論」を語りだしたら楽しいのにな、なんて思いながらつくりました。

仕様など
『自由なタイ料理 ガパオ』 下関崇子/ワダヨシ・著
・A5版
・オールカラー
・36ページ(表1〜4含む)
・表紙を兼ねるオビつき(カラー)
・定価800円+税
・ISBNコードのつかないZINE形式の冊子です。

デザインについて
表1から本文がスタートするA5の冊子に、 表紙を兼ねる帯を巻いた装丁になっています。帯は、網点を拡大したノイジーなガパオの写真にタイトルを入れ、天を波型にカットしたデザイン。一冊ずつOPP袋に入っています。