日本各地の銭湯に関する著作を多数持つ松本康治さんを中心にした複数の執筆陣による、旅先でふらっと銭湯に入る楽しみをテーマにした一冊です。
第2弾となる本作でも屋久島、釧路、倉敷、別府などなど全国各地の銭湯にスポットを当てています。カタログ的に紹介するのではなく、各執筆陣が自分なりの視点でそれぞれの銭湯を紹介しているのが本書の魅力だと思います。
松本康治さんをはじめ、奥野靖子さん、澤田勝行さん、美園まきさん、大塚剛毅さん、らくがきひつじさんといった面々が寄稿しています。
A5/80ページ オールカラー
(以下、公式サイトより)
地方に残る昔ながらの銭湯は、そこで過ごす時間だけ“その街の人"になれる不思議な場所。その貴重な存在がどんどん消えてゆく中、なんとか守ろうとする人たちも現れた。 ホテルや旅館の風呂では決して味わえない“旅の中の旅"の楽しさをさらに深めるシリーズ第2弾。タオルとせっけんを持って、さあ出かけよう。
日本の伝統的な銭湯は今どんどん失われつつあり、とくに地方では絶滅寸前となっています。それをなんとか守っていきたい、光を当てたい、という編著者の熱い思いを形にしたシリーズです。前作『旅先銭湯』とともに、日本各地の素晴らしい銭湯文化を豊富な写真(オールカラー)でお楽しみください。
著者について
編著:松本康治 1962年、大阪府生まれ。出版社勤務を経て、1987年に医療系出版社として「さいろ社」を設立。山歩き後の銭湯と、風呂上がりのビールをこよなく愛する。現在、神戸市在住。「関西の激渋銭湯」「激渋食堂メモ」などのサイトを主催するほか、銭湯ファンの仲間たちと「ふろいこか~プロジェクト」を立ち上げ、銭湯を勝手に応援している。 著書に『レトロ銭湯へようこそ(関西版、西日本版)』『関西のレトロ銭湯』(戎光祥出版)、『ぼくが父であるために』(春秋社)、『看護婦(ナース)の世界』(共著、宝島社)など。