古賀及子「好きな食べ物がみつからない」

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シカク出版やシカクnoteでもおなじみの日記エッセイスト、古賀及子さんの本格エッセイ本第2弾!
「私の好きな食べ物は?」という謎にとことん向き合い妥協しない姿勢が、冒険ものやミステリーのようでもあり、哲学書のようでもあり、恋愛もののようでもあり。
今まで読んできたどの食エッセイとも違う、どこかスリリングですらある読み心地で一気に引き込まれます!

四六判 287ページ

(公式インフォより引用)

紹介
「好きな食べ物は何ですか?」
この問いに、うまく答えられないあなたへ。

“やっぱりみつけたい。
「好きな食べもの」は、どこかにきっと、あるはずなのだ。”

自分のことは、いちばん自分が、わからない。
どうでもいいけどけっこう切実。
放っておくと一生迷う「問い」に挑んだ120日を
濃厚かつ軽快に描いた自分観察冒険エッセイ。


☆上白石萌音 解説
古賀及子さんの文章に私が感じるのは、
母のような安心感と、親友のような愉快さと、恋人のような刺激である。
どんなふうに物事を考えたら古賀さんのようになれるのだろう。

☆ヨシタケシンスケ 推薦
美味しい食べ物にも面白い文章にも、「大きな驚き」と「確かな納得」がある。
私も「好きな食べ物」は決めあぐねていますが、「好きな文筆家」なら迷わず言えます。
古賀及子さんです。

――いつだって私たちは言い切れなさのなかにいる。


「おいしいものは世の中にいくらでもある。
ほとんどそれは海だ。
おいしいものの海原から、私はいま、独特の価値観を確立させて、なんらかの強い理由でもってこれが一番と叫ばねばいけない」



【こんな方におすすめ】
□プロフィールに好物を書きたいが永遠に迷っている
□夢中になれるものがない
□自分の本音がわからない

「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位に選ばれた名作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』の著者がおくる、初の食エッセイ。

Step0 憧れのあのひとたちには「好きな食べ物」がちゃんとある
Step1 好きな食べ物のなかから好きな食べ物を探す
Step2 血に聞き、形から入る
Step3 フェティッシュを爆発させてみたい
Step4 ラグジュアリーという鎧を着て自分を強くしたい
Step5 私よりも私を知っているひとたち
Step6 好きな食べ物を、ここで一旦ぶっこわす
Step7 脳内ではなく世の中に聞いてみる
Step8 可能性のその先の景色を見に行こう
Step9 私は好きな食べ物とマッチングしたい
Step10 好きを因数分解する方法があった
Step11 嘘でもいいから好きと言ってみる
Step12 私が好きな私はどんな私ですか

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