いわゆるB級映画、ジャンクムービーやそういった映画を作った監督や俳優、配給会社等々に惜しみない愛を注ぐ雑誌「南海」の第3号です!
特集は「続編」がテーマ。第1作がヒットすれば続編が作られるのが世の常ですが、続編に珍作・奇作が多いのもまた世の常。「続編」の魅力を愛を持って紹介しています!
本の縦横サイズはVHSと同じなっています。
横幅188mm×縦102mm / 120ページ
(以下、公式サイトより)
南海 第3号 特集「続編大爆発」
2016年4月発行 発売中 1,000円+税
Contents
続編がはじまるとき、おわるとき〜ユニバーサルの「フランケンシュタイン」にみる続編の寿命 Murderous Ink
続編という名の恐るべき挑戦 岩本克也
トーク! 現代ハリウッド続編地獄 畔柳恵輔
[リポート]そこにはビデオ屋さんがあった〜ドキュメント・小坂裕司さんによる「閉店作業」 [グラビア]続編VHS図鑑 [コラム]続編をめぐるはてしない妄想 桜井雄一郎
内容紹介
いまハリウッドから、人気映画の続編が次々に公開されている。『ブレードランナー2』『グレムリン3』『アバター2』など、今後もいくつもの続編の噂があり、ますますこの傾向に拍車がかかりそうだ。続編は、正編と比較して語られる宿命にある。リメイクのひとつだという見かたもあるくらい、生まれながらの亜流であり、どこか偽物っぽさもある。俳優の変更や、現実と物語内での時間経過のギャップから、映画の虚構性が露出することがある。正続で映像のタッチが変われば、地続きの世界を期待する観客を戸惑わせるかもしれない。映画が「バレる」瞬間だ。しかしその瞬間にこそ、映画が顔をのぞかせる。タイトルで「続」「2」などとうたわれながら正編とまったく無関係な映画や、正編とうたわれながら実は別の映画の続編である映画などが多数存在し、映画の怪しさをムンムンとただよわせている。映画産業の行き詰まりとか、ヒット作の二番煎じだとかの批判は、まちがってはいないだろう。しかしもう聞き飽きた。そのさきにある続編映画の魅力を、ここから語り始めよう。おもな筆者=Murderous Ink、岩本克也、畔柳恵輔、小坂裕司