「たぬきの本」

6019

2,200円(税込2,420円)

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(公式から引用)

紹介
動物? 置物? 化け物!? 民話や童謡に登場するなど、古くから私たちに身近な動物、たぬき。そんなたぬきの不思議な魅力に引きこまれた5人の人間たちが、独自の視点でその魅力を語り尽くします。
動物園での定点観察、子だぬきの飼育に奮闘する日々、信楽たぬきの謎、たぬきのイメージの変遷や日本と韓国の比較など、全ページにあふれる「たぬき愛」。新旧の「日本たぬき学会」会長による対談も収録し、写真や図表、イラストもふんだんにあしらって、立体的にたぬきの魅力に迫ります!
定価=2200円+悪税

目次
たぬきの魅力とは

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第1章 動物園のタヌキを撮影しながら考えたこと(中村沙絵)
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1、今日も動物園にいます
2、タヌキという生きもの、その魅力と生態
3、余剰動物と誤認保護
4、それでもタヌキに会いに行く

Column 01 タヌキとアライグマ

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第2章 タヌキの群れと暮らした男(南 宗明)
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はじめに
1、赤膚山の歴史
2、タヌキとの遭遇
3、タヌキ飼育日記
4、アイちゃんとの生活
5、タヌキと人間の距離

Column 02 タヌキQ&A

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第3章 街角狸研究序説(村田哲郎)
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1、街角狸との出会い
2、狸の置き物とは何か――信楽狸の歴史と変遷
3、どんな狸があるのか――信楽狸モデル別解説
4、狸はどこへ向かうのか――街角狸に見る狸と人間の関係
まとめ

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第4章 信楽タヌキのいるお寺「狸谷山不動院」(上保利樹)
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1、信楽タヌキと人の関係
2、信楽タヌキが「住み着く」お寺
3、境内の「場」の調査
4、境内のタヌキに関わる「人々」
5、狸谷山不動院はどんな場所?

Column 03 酒買い小僧狸とタヌキ

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第5章 日本のたぬきのイメージと韓国たぬき事情(萩野(文)賢一)
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はじめに
1、日本のたぬき
2、韓国のたぬき
最後に

Column 04 おすすめブックリスト

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「日本たぬき学会」新旧会長対談
狸文化を深めるために(大平正道×村田哲郎)

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あとがき

前書きなど
「たぬきについて思いを巡らせると、その正体は果たして動物なのか、置物なのか、物語に出てくるキャラクターなのか、いつもあいまいになってしまう。むしろそれらが渾然一体となって分離できないところがたぬきの面白さなのだ。とはいっても、それらを網羅した書籍を探そうとしてもなかなか見つからない。
 たぬきの本を出版することを提案されたとき、私が真っ先に思ったのは、様々な角度からたぬきを考察する本にしたいということだった。ただ、私個人ではそのような広がりを持った本を書くことはできないので、各ジャンルで多彩な経験を持つ方々にそれぞれ執筆していただくことにした。これができるのが、たぬき好きの良いところで、学問としてたぬきを研究されている方は少ないかもしれないが、無数に存在する動物、置物、キャラクターの中で、なぜかたぬきに魅了されてしまっている人たちのなんともいえない連帯感が存在するのだ。まるで、群れは作らないが、互いに攻撃しあうことなく平和に生活するタヌキの習性のように」
――あとがきより

著者プロフィール
村田 哲郎 (ムラタ テツロウ) (著)
1980年、神奈川県に生まれる。
街角狸マニア「むらたぬき」として街角に置かれた狸の置物を撮り集め、「#街角狸」でSNSにアップしている。世界中に散らばった狸たちをSNS上で一堂に集めるのが夢。
狸をテーマにしたオリジナル曲で、日本タヌキレコード大賞を3度受賞。
2021年度「日本たぬき学会」会長に就任。

中村 沙絵 (ナカムラ サエ) (著)
フォトグラファー。
2017年頃より、動物園で暮らす生き物たち、保護猫カフェの猫たちを主に撮影。
2023年現在、屋号「狐狸写館」にてタヌキの写真集やグッズを撮影・企画・制作・販売している。

南 宗明 (ミナミ ムネアキ) (著)
1973年、大阪府に生まれる。
私立高校の社会科教諭を務めるかたわら、赤膚山元窯保存会の一員としてタヌキが暮らす赤膚山の環境保全や窯の普及啓発活動を行なっている。

上保 利樹 (ウワボ リキ) (著)
1995年、神奈川県に生まれる。2018年、慶應義塾大学文学部卒業。
2021年度より、「日本たぬき学会」副会長に就任。現在は、けいおうタヌキ研究所として、SNSを中心に信楽タヌキの情報発信活動を行なっている。

萩野 (文) 賢一 (ハギノ ムン ケンイチ) (著)
1963年、静岡県に生まれる。
1994年、韓国籍取得。現在、韓国国立全南大学校常勤講師。
長年にわたり、韓国の大学や官公庁で日本語や日本文化教育に従事。
訳書に、永川幸樹『人を切らない会社が伸びる』(韓国語版、푸른샘출판사、2001年)など、共著に、일본의 지리(전남대학교출판부、2017年)など多数がある。

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