フランスと日本の文化の違いをアニメやマンガを通じて考察していくシリーズ「アリアケパンチ」の第5号です。
特集は「高橋留美子」。数々の名作を生み出し、マンガ・アニメ表現の可能性を切り開いた高橋留美子が、フランスでどのように受け入れられ、影響を与えてきたかが掘り下げられています。
高橋留美子の作品世界を考察する手がかりとしても読み応えのある一冊です!
B5/41ページ
(以下、公式インフォより)
高橋留美子をテーマに80年代ジャポニスムのフランスでの受容について考察します。
特別寄稿として、フランス現代思想を日本に紹介した宇波彰先生による『めぞん一刻論』を掲載する他、日本のアニメが好きだったフランス人映像作家ヴァンサンさんへのインタビューなど紹介します。
目次:
○「はじめに」のかわりに
○巻頭論文「同一性のたえざる反復ーめぞん一刻論」宇波彰
○フランス人インタビュー「《日本》の入り口だった、るーみっくわーるど」Vincent Guilbert
○フランス記事抄訳1:フランスメディアによる高橋留美子評
○フランス記事抄訳2:ル・モンド記者による高橋留美子本を読む
○縁側とカフェ〜日仏下町人情考察の覚書「おわりに」のかわりに 小象
○特別寄稿「タタミゼ・ジャポンー表象の国の高橋留美子 稲見史人
○VTUBERを愛でる心は17歳のオタク(49歳)が、放送中の作品を一生懸命老害オタクに啓蒙しようとするコラム、お題!「令和版うる星やつら」!! 亡国
○弓月光と高橋留美子 漫画界のタイガー&ドラゴン 朝倉左久
○パーマとメガネ、最強の脇役。デンちゃんについて 藤本康生
==資料編==
○高橋留美子作品フランスでの出版状況
○高橋留美子作品 フランスでのテレビアニメ放送年まとめ
○アニメ版登場人物名前日仏対応表