八馬智「日常の絶景」

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2,200円(税込2,420円)


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(公式から引用)

室外機、ダクト、通信鉄塔、消波ブロック、ダムなど、都市をつくる15の断片。ハッとする写真とちょっとマニアックなテキストは、「私たちの〈日常〉とは何か?」という問いをじわじわと浮かび上がらせる。撮って歩いて考えてまた撮る──。その繰り返しでたどり着いた、静かな熱狂。絶景よ、そこにいたのか。

目次
1章 scale=S:身近にあるもの
1-1 個人コレクションの展示【室外機】
1-2 囚われのドロイド【リサイクルボックス】
1-3 ホンモノになりたい【擬木・擬石】
1-4 露出した内臓【パイプ・ダクト】
1-5 地に足をつける【高低差】
【非日常COLUMN】ビルバオの枯山水/ベネチアの人々

2章 scale=M:街に潜むもの
2-1 ゴージャスな脇役【避難階段】
2-2 延命治療の現場【耐震改修】
2-3 クルマのお宿【駐車場】
2-4 見えてないランドマークタワー【通信鉄塔】
2-5 都市のエッジのピクセル画【コンテナターミナル】
【非日常COLUMN】トランスフォームドボク /ラッピング名所

3章 scale=XL:いつもは見えないもの
3-1 海岸のクローン兵【消波ブロック】
3-2 無愛想な守護者【放水路・調節池】
3-3 自然と人間の交錯点【砂防】
3-4 大きな穴【鉱山】
3-5 山奥の実家【ダム】

著者プロフィール
八馬 智 (ハチマ サトシ) (著/文)
1969年千葉県生まれ。千葉工業大学創造工学部デザイン科学科教授。専門は景観デザインや産業観光など。千葉大学にて工業デザインを学ぶ過程で土木構造物の魅力に目覚め、札幌の建設コンサルタントに入社。設計業務を通じて土木業界にデザインの価値を埋め込もうと奮闘したものの、2004年に千葉大学に戻りデザインの教育研究に方向転換した。その後、社会や地域の日常を寡黙に支えているインフラストラクチャーへの愛をいっそうこじらせた。2012年に千葉工業大学に移り、現在は本職の傍らで都市鑑賞者として活動しながら、さまざまな形で土木のプロモーションを行っている。著書に『ヨーロッパのドボクを見に行こう』(自由国民社、2015)がある。

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