小沼理「1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい」(タバブックス)

7306

1,800円(税込1,980円)

在庫状況 3

購入数


↑If you would like to buy this item from outside Japan, please click this banner!
↑海外発送をご希望の方は、こちらのバナーをクリック!
東京都在住のライター・小沼理さんの2020年から2022年までの日記をまとめた一冊です。

新型コロナウイルスに脅かされ、東京オリンピックや安倍元首相の銃撃事件など、様々なことが起きて変化していく時代の中で、一緒に暮らす同性のパートナーとのこと、日々考え続けていることなどが真っ直ぐな言葉で綴られています。

四六版/272 ページ

(以下、公式インフォより)

日記を書くことは、日本で生きているゲイ男性の1人としての「アクティヴィズム」でもあった‒‒

新型コロナウイルス、東京オリンピック、元首相銃撃事件。著しい社会変化があった3度の夏、それでも生活は続いていく。
迷い、怒り、喜び、苦しみ、考え、先へ向かう、注目のフリーランスライターによる3年間の日記。

 私はエラー。この感覚は今も続く。「自分がかかわると事態は必ず悪い方へ進む」というイメージも、やっぱり消えない。でも、それで構わない。身につけてきた生き抜く術に愛着をもっているから、人生をやり直したいとは思わない。そう思えるところまではたどり着いた。今は社会の構造や風潮に問題があると知っていて、変えていきたいと思う。個人的な実感から構造を問う文学や映画、音楽の存在に励まされている。ひどいニュースを見るたび、いい加減にしてくれ、と怒りたくなる。その力で、先へ向かおうとすることはできる。足取りに自信がなくても、進みたい方向ははっきりわかっている。(本文より)



目次

鍵をかけない部屋
消毒日記 2020年
隣人的 2021年
私はエラー
大丈夫 2022年
あとがき

イメージはありません。