「トライバルタトゥー」を専門とするタトゥーアーティスト・大島托さんが世界各国のトライバルタトゥー文化、歴史を掘り下げる一冊。
タトゥーに込められた意味や、今もその文化を守り続ける人々の姿が伝わってきます。写真家・ウメダケンタさんによるモノクロのタトゥー写真も非常に美しいです。
著者サインとウメダケンタさんの特典ポストカードが付属します!
四六判/400ページ
(以下、公式インフォより)
この本は新しいタトゥーの時代を開こうとしている。自然力を封じ込めた美しい呪的紋様を直に皮膚に彫り込み、深く身に纏う。トライバルタトゥーは人間と自然の間に力強い美の通路を開く。21世紀の都市的文明を生きる人類が見出した新しいコスチューム!――中沢新一(人類学者)
バックパッカーの旅費稼ぎから始まった彫師としてのキャリアは、やがて世界の民族刺青を求めるフィールドワークに発展し、さらに時空を超えて縄文へと繋がる。
日本を代表するタトゥーアーティスト・大島托が、トライバルタトゥーをめぐるリアルな習俗と歴史、そして現在を描き出す旅の記録。
[著者]
大島 托|Taku Oshima
1970年、福岡県出身。タトゥースタジオ「APOCARIPT」主宰。
黒一色の文様を刻むトライバル・タトゥーおよびブラックワークを専門とする。世界各地に残る民族タトゥーを現地に赴いてリサーチし、現代的なタトゥーデザインに取り入れている。2016年よりジャーナリストのケロッピー前田と共に縄文時代の文身を現代に創造的に復興するプロジェクト「縄文族(JOMON TRIBE)」を始動。
[写真]
KENTA UMEDA|ウメダケンタ
1985年、東京都出身。写真家。現代の祈り、異教、踊りと祭り。タトゥーを入れたことでタトゥーの入った身体に興味を持ち縄文族の撮影をおこなう。
[目次]
プロローグ
第一章 インド
第二章 タイ
第三章 ボルネオ
第四章 ケルティック
第五章 ハイダ
幕間
第六章 ポリネシア
第七章 ベルベル
第八章 台湾
第九章 琉球
第十章 アイヌ
第十一章 縄文
エピローグ