小川たまか「『ほとんどない』ことにされている側から見た社会の話を。」

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1,600円(税込1,760円)


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性暴力被害やジェンダー格差について豊富な取材経験を持つライター・小川たまかさんによるコラム集です。

ここ数年、性に関する従来の偏った価値観が問い直され、少しずつ変化し始めているように思ます。しかし、まだまだ大きく横たわっている問題は多く、この本を読むとそれを乗り越える困難さも同時に感じられます。

誰しもが考えていくべき問題について、スッと無理なく一緒に考えていけるような一冊です。


四六判/212ページ

(以下、公式サイトより)
性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視CM、#metoo...多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげ続けるライター・小川たまか初の著書。2016年から2018年に起きた、性犯罪やそれにまつわる世論、性犯罪刑法改正、ジェンダー炎上案件などを取り上げ、発信してきた記録です。

「今の日本の学校ではセックスに関する教育は行われていない。受精した後の体の仕組みを教えても、セックスが何なのかを教えない。(略)でも性犯罪に関する法律では『13 歳以上であればセックスが何なのかわかるし自分で判断できる』ことになっている。これ矛盾じゃないの?」

「不公平を指摘すると『面倒くさいヤツ』認定される。散々ひどい目に遭わされて、絞り出した声を『そんな言い方じゃ、誰も味方にならないよ』と言われる。そんなことが、これまで何度繰り返されてきたのだろう」
(本文より)

目次

プロローグ バザーとiPad越しのお祈り

2016年
手を伸ばさなかった話(1)
手を伸ばさなかった話(2)
大海は近いか遠いのか
加害者が語ること
年齢の話
手伝ってくださいと言われて良かったと思った話
炎上ばかりの現代で覚えておきたい歴史
No means No 私の体は私のもの
もう一つの「死にたい」検索結果の話
外見をほめられたら必死で否定しなければいけないあの雰囲気について
警察行く行かないの話&行っても意味ないのかとかの話

2017年
死と型
子どもにとっての強者
取材と暴力
生まれてから12年間だけ情状酌量
フィクションと実相
手を伸ばさなかった話(3)
半分だけわかる、でもいいと思う
男女平等の話
女の人の体が好き
2018年
美人とセクハラ
透明な痴漢常習者
前に進む

おわりに

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