一緒に購入されている商品

片倉真理・片倉佳史「台湾探見 Discover Taiwan」

6133

1,500円(税込1,650円)

在庫状況 2

購入数


↑If you would like to buy this item from outside Japan, please click this banner!
↑海外発送をご希望の方は、こちらのバナーをクリック!
紹介
刺激と発見の連続! ちょっぴりディープな台湾の素顔
台湾在住歴20年の作家夫婦が取材体験をもとに、台湾各地の風土や祭典、歴史、日本とのかかわりなどを紹介した紀行エッセイ。
秘境探索、田舎散策、歴史建築探訪、ご当地グルメ、島旅などのほか、愛文マンゴーの開発秘話や凍頂烏龍茶の茶畑訪問記など、厳選したネタが満載。

嘉義の火鶏肉飯ガイドや台湾マンゴーカタログ、絶景路線・南廻線の旅、花東海岸公路バスの沿線ガイドなど、旅行のネタも満載。
新しい潮流を起こす若い世代や日本語世代と呼ばれる老年世代も取り上げ、「台湾社会の今」を理解するのにも役立ちます。台湾初心者からリピーターまで幅広く親しめる作りで、「二冊目のガイドブック」としてもおすすめです。

さあ、今すぐ「台湾旅」に出かけよう!

★オールカラー
★写真を多数掲載
★テーマ別マップ掲載


~「まえがき」より~
■ディープな台湾旅のススメ
台湾に暮らしていると、毎日が刺激と発見の連続である。たとえば、市場や屋台や食堂などでは、そこで働く人々を見ているだけでも元気が湧いてくる。これは、勤勉であることはもちろん、前向きな考え方をしている人の多いことが理由だろう。当然ながら、どの国でもそういった人たちはいるが、台湾は気軽に声を掛け合い、やり取りを交わす土地柄である。旅人であってもそういった場所に入れてもらうことができる。
台湾の人々はおおむね勤勉で、かつ穏やかな性格。そして、仕事と遊びのバランスが取れている人が多い。また、あくまでも個人的な印象だが、世代や族群(エスニックグループ)を問わず、「楽しむことの天才」が多いようにも思える。自らのスタイルをしっかりともち、自分のペースで毎日を生きる。他人に対しても素直に、そして自然体で接する。
台湾には多くの族群が存在し、世代によっても思想や考え方は千差万別である。これは台湾を理解する上で、非常に重要なことであると同時に、興味が尽きないポイントでもある。本書ではそういった部分にも触れながら、台湾の魅力を探っていきたいと思う。
■「取材」の切り口で楽しんでみては?
「知れば知るほど面白みと楽しさが増してくる」。台湾の魅力をそう表現する「台湾好き」は少なくない。これは台湾に暮らしていたり、留学や駐在経験のある人なども異口同音に指摘することである。
では、どのように旅を楽しむのが良いだろうか。旅には人それぞれのスタイルがあり、楽しみ方があるものだが、私たち夫婦の場合、縁あって「取材する」という切り口で台湾と接する機会を得てきた。本書ではそういった目線で感じた台湾を紹介してみたい。
(中略)
■さあ、今すぐ旅に出かけよう
ちょっぴり大げさかもしれないが、私たちは日々、台湾に出会えた喜びを噛みしめながら暮らしている。たとえ、限られた時間の中であっても、台湾を少し深く旅してみれば、必ずや何らかの発見に巡り合えるはず。読者の皆さんがより深く、そして、より面白く、台湾の息吹を体感してもらえたらと願ってやまない。

目次
まえがき
台湾全図
凡例
第1章 素顔の台湾を見つめる
01 人々から愛される航海の女神 媽祖
航海の女神、媽祖/世界級の規模の宗教イベント/戦場のような爆音が響く/「鑽轎脚」を体験/クライマックスは生誕祭/媽祖が愛される理由
★訪ねてみたい台湾各地の媽祖廟
★媽祖遶境進香! 大甲媽祖の巡礼ルート
02 マンゴーの香りに誘われて 玉井

マンゴーの故郷・玉井を訪ねる/愛文マンゴーの父と出会う/「マンゴー王国」となった玉井/本場・玉井でかき氷を味わうなら/毎年、五月を待ちわびる

★こんなにある! 台湾マンゴーの世界

03 凍頂烏龍茶の郷を訪ねて 鹿谷

台湾茶の世界に触れる/猫空で製茶体験/凍頂烏龍茶の郷、鹿谷へ/伝統の味を守り続ける父子/台湾茶に魅せられた日本人青年/岐路に立つ台湾茶業界

★台湾の魅力 種類豊富な台湾茶の世界

第2章 人々が愛する故郷

04 知られざる大都会の魅力を探る 台中

どうして台中に暮らさないの?/ファッションビルと伝統市場/アートやカフェと融合した老市場/息を吹き返す生活骨董品/百年の歴史を持つ「第二市場」/伝吉さんと「てんぷら饅頭」/静かに、そして熱い台中人

05 地方都市には地方都市の魅力がある 嘉義

「この土地にしかないもの」を探る楽しみ/名物料理は謎に満ちていた/決め手はどこにある?/朝ごはんは活気溢れる市場でいただく/人々の好みが名物を創りあげる/台湾生まれの「中国菓子」を賞味/郷土史研究を続ける書店の青年

★火鶏肉飯を食べ比べる!

06 「古都」ではない古都 台南

「府城人」を名乗る人々/日本由来の台南料理?/「路地裏雑誌」のある小道/「米街」と呼ばれる路地/「米街」で老舗をめぐる/路地が抱える新たな問題/デパートは時代を経て、文化の発信基地に/元店員が語るハヤシ百貨店/デパートは人々の記憶とともに生き続ける

★台南・米街周辺お散歩マップ

07 大都会の中の港町風情に触れる 高雄

港町?横浜と高雄の共通点/日本統治時代の新市街/高雄にもあった「銀座」/「はません」と高雄/町歩きツアーに参加する人たち/高雄の旧市街「鼓山」を歩く/老家屋の再生と故郷再発見/日本を知り、台湾を知る

★哈瑪星エリア散策マップ

第3章 台湾の「田舎」で魅力再発見

08 蘭陽平原に秘められた日台の歴史 宜蘭

台湾でなく、あくまでも「宜蘭」/お昼ご飯は「庶民の台所」で/西郷菊次郎と宜蘭/堤防に建つ徳政碑/宜蘭の歴史を伝える老人/宜蘭にもあった特攻隊の基地/良い国、良い人/特攻隊として散った同級生/老夫婦が歩んだ台湾の戦後

09 客家の郷を訪ねる 美濃

質素倹約、そして勤勉な人々/台湾原生の茶葉を味わう/「柑仔店」の文化に触れる/水力発電所と日本人/客家料理とデザートの「清冰」/ご当地野菜はダイバースーツで/「ありがとう」は言わないで

10 南部台湾 絶景路線の旅 高雄から台東まで

「鐵道迷」と呼ばれる人々/カフェに生まれ変わった軍人宿舎/アジア最南端の日本語図書室/昼食は潮州でグルメ散策/生シラス入りの卵焼き/海あり、山ありの絶景が続く/頭目の血を引くパイワン族のヨシコさん/三つの名前を持つお年寄り/ご来光、そして山吹色の花畑

★南廻鉄路 車窓見どころガイド

★屏東線・南廻線

第4章 原住民族と秘境の文化に触れる

11 花東海岸公路バスの旅 魅惑の東海岸

鉄道の旅、バスの旅/特急・普悠瑪号で花蓮へ/クヴァラン族の豊年祭/東海岸最大の漁港がある成功へ/アーティストたちが集まる都蘭/魂が込められた高砂義勇隊の木刻

★花東海岸公路の旅

12 サイシャット族の村を訪ねる 南庄・向天湖

語り継がれる「タアイ」の伝説/サイシャット族の暮らす集落/夜通しで続く幻想的な祭典/長老との出会い/長老の娘は美女だった/時代とともに変わっていくパスタアイ

★台湾原住民族は16部族

★台湾原住民族分布図

13 台湾の最果ての地を訪ねる 馬祖

「最後の秘境」を訪ねる/創作空間へと生まれ変わった伝統家屋/馬祖料理の世界を体験/先人の知恵が活かされた建物/村を守る個性的な神様/行楽地として親しまれる離島

★馬祖列島の島々

第5章 最後に

14 新たな潮流を生み出す人々 台北

潮流になった「台湾スタイル」/台湾の豊かな大地が育む食材/リノベーションの聖地/若者たちの夢で蘇る古い町/デザインが伝える台湾の魅力/アイデンティティの模索から生まれるもの/台湾の魅力とは何か?

本書に掲載した店のデータ

あとがきにかえて

取材でお世話になった方々

プロフィール

著者プロフィール
片倉 真理 (カタクラ マリ) (著/文)
台湾在住ライター。早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー勤務を経て台湾と関わる。ガイドブックや書籍の執筆、製作のほか、機内誌への寄稿や女性誌の台湾コーディネートなども手がける。台湾生活情報誌『悠遊台湾』を毎年編纂。
共著に『食べる指さし会話帳・台湾』(情報センター出版局)、『台湾で日帰り旅 鉄道に乗って人気の街へ』(JTBパブリッシング)などがある。

片倉 佳史 (カタクラ ヨシフミ) (写真)
台湾在住作家。台湾に残る各地の日本統治時代の遺構を探し歩き、台湾と日本の歴史的関わりを記録している。
著書に『台湾に生きている日本』(祥伝社新書)、『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』(祥伝社)など多数。

一緒に購入されている商品