関西発のカルチャーマガジン「IN/SECTS」が過去に特集した「いいお店のつくり方」の内容に加え、コロナ以降のお店のあり方を追加取材して大幅にボリュームアップした完全版です。
本書を読むと、「いいお店」を運営し続けている人たちがどんなことを考えているのか、また、その裏側にどんな工夫や苦労があるのかが見えてきます。
自分でお店をやろうと思う人の参考にも、関西の魅力を伝えるガイド的な役割も果たしてくれるであろう一冊です!
四六判/496ページ
(公式から引用)
ふだん何気なく「あそこ、いいお店だから」と口にするけれど、
あらためて、いいお店って?って聞かれたら、なんて答える?
そもそも、いいお店の“いい”ってなんだろう。
大阪に拠点を構え、地域としてのローカリティだけでなく、感性や共感といった同時代性的ローカリティを軸とした、雑誌「IN/SECTS」。
Vol.6.5(2016年刊)とVol.9(2017年刊)では「いいお店のつくり方」と題して、編集部それぞれがオンリーワンの“いい”と考えるお店を紹介してきました。それは、立ち飲み屋、書店、フランス漁師店、レコードショップ、銭湯など…多岐にわたるお店の、開店までの経緯や店主の秘めたる思いに迫る“いい”をひもとく試みでした。
本書では、そんなVol6.5とVol.9に収録した約6年前の記事とともに、コロナ禍を経た2022年、どのような考え方のもとお店を続けているのか、改めて取材を敢行。当時それぞれの店主が描いていた“いい”は変わったのか、道半ばなのか? それとも以前と変わらぬ思いで働いているのか。
17店のオンリーワンな道のりを、お楽しみください。
<いいお店のつくり方 取材先 一覧>
1 アノニム(フランス料理店)
2 井倉木材(立ち飲み屋)
3 サウナの梅湯(銭湯)
4 スペース・オー(オルタナティブ・スペース)
5 誠光社(書店)
6 ビヨンドコーヒーロースターズ(珈琲焙煎所)
7 ホラオーディオ(オーディオメーカー/スペース)
8 ミズタマ舎(器と生活雑貨)
9 メディテーションズ(レコードショップ)
10 スジャータ/豆醍珈琲(コーヒーとお酒)
11 LVDB BOOKS(新刊古書店)
12 アニエルドール(フランス料理店)
13 VOU(雑貨、ギャラリースペース)
14 酒菜の大きに/オキニコウ(立ち飲み屋)
15 IMA:ZINE(アパレルショップ/ギャラリー/編集業)
16 VINYL7 RECORDS(中古レコードショップ)
17 タビコーヒーロースター(焙煎所・コーヒースタンド)
特別寄稿
井川直子/吉本ばなな
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*仕様: 496ページ/サイズ四六判/定価: 2,200円(本体2,000円+税)