有高唯之「南端」三浦半島最南端写真集(アタシ社)

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3,500円(税込3,850円)


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拠点を東京から逗子に移したことをきっかけに三浦半島最南端の三崎という町に頻繁に通うようになったという写真家・有高唯之さんが、その町の人々を撮影した写真集です。

一人一人の人と真摯に向き合い、その人たちの美しい瞬間を切り取った写真ばかりで、迫力と存在感があります。こういう人たちがいて、町の時間をみんなで作り出しているということがグッと身近に感じられるような一冊です。

29cm x 23cm/100ページ モノクロ

(以下、公式サイトより)
港町にいるとなぜか気持ちが落ち着く自分がいて、東京から逗子に拠点を移してからは三浦半島最南端の三崎へ頻繁に出向くようになった。 この街にはいまの時代にありがちな無機質な街とは真逆の風情がある。 銅板建築が残る商店街。道の真ん中に寝転ぶ猫。傾いた電信柱。元気な魚屋。夕暮れ時の港のセンチメンタルな情景。光と影が入り混じった街。 一昨年に漁師や農家の方を中心とした写真展「三浦の人びと展」でこの街に生きる人の写真を発表したのだが、写真展が終わっても、この地の人と一緒に飯を食い、酒を飲んだりしていくうちに、地元の人も知らないような作家たちとも出会い、撮影を続けてきた。 都心にもほど近く、三方を海に囲まれ、古き良きものが残っているこの場所に、農家、漁師、料理人、クリエイター、作家など、自ら手を動かせる人たちが交わっていけば、大袈裟かもしれないが理想郷のような地になり得るのではないかと私は感じている。 ファインダー越しに見た地元を愛する彼等の眼ざしは、いまの時代を写すとともに未来を考えさせてくれる何かを感じた。 まさに彼らは、「ここに生きる人」。 写真集「南端」は被写体、風景、出版先も三浦の作品である。 これからの時代はローカルから永続的に文化を発信をすることが、世の中に大きな刺激を与えていくと私は信じている。 有高唯之