写真家の小野寺宏友さんが、2018年から撮影していた東京の「群集(群衆)」。
花見客で賑わう上野公園やハロウィンの渋谷など、一つの場所にとんでもない数の人々が集まっている現場が鮮やかに写しとられています。
しかし、2020年になり、コロナ禍の東京はそれまでとはまったく違った風景を見せ始めます。小野寺さんのカメラは嘘のように人がいなくなった景色を写し続け、群集の存在した東京、それがなくなった東京の両方を収めたのがこの写真集です。
特典としてポストカードが5枚付属します!
(一番最後の画像を参照してください)
さらに詳しい内容はご本人の解説ブログをご参照ください。
https://note.com/deluxe55/n/n7213273c77f1
A4/128ページ
(以下、公式インフォより)
判型:A4横
仕様:128p
発刊:2021年5月
デザイン:久保頼三郎
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群集はどこから来て、どこに集まり、どこに帰るのか?
そんなトーキョーの生態系を2018年夏から各地で観察した。
ある時は花火大会やイベント、ある時は繁華街の日常など、
多くの場所を巡った。
その群集っぷりを表現するために超広角レンズを用い、
当初はモノクロで見せていた。
だが、2020年コロナ禍、実世界から急速に色彩が失われたのを
目の当たりにして、RAWデータから色彩を呼び戻した。
密々で誰もマスクを着けていなかったコロナ前の世界は、
ファンタジーか?と思われるほど衝撃的だ。
図らずもビフォー/ウィズ コロナの比較記録を撮影することになった。
その変化を見てほしい。