神奈川県・藤沢を拠点に多彩な活動を続けているトラックメイカー・takyaさん(旧名表記takuya)の4年ぶりとなるテクノ/ハウスアルバムです。
18曲入り74分という大作なのですが、聴いていてグングンと深い世界に潜り込んでいくような没入感があり、時間を忘れそうです。
デトロイトテクノやディープハウス的とも言えるような、透き通っていて美しい響き。それが反復しながら徐々に形を変えていきます。何かに没頭する時、部屋に流しておきたい音楽です。
(以下、公式インフォより)
シーケンスの密林に電子深海魚の如く浮かび上がるこだわりの音像。実験と研磨、実践と取捨選択を繰り返し、こぎ着いたであろうクールネスなエレクトロニック・ソウル。ドメスティックな感性閃く燻銀サイエンス・テクノ誕生!
山辺圭司 (Los Apson?)
クラブなんてもちろん行ったこともなく、DJが何をしているかすらも全くわかっていなかった中学生の頃、テレビやラジオから流れてくる曲とはまるでかけ離れた、今までに聴いたこともない音が鳴っている音楽、そのことがとにかく楽しくて、四六時中テクノを聴いている時期があった。気になった音を耳で追い続けていると急にグニャっと変化したり、はたまた急に別の角度から新しい音が飛び込んできてそっちに気を取られているうちにさっきの音がどこかに消えてしまっていたり。何も知らない故に夢中になれた、それはそれで幸せな時間だったのだけど、それから30年以上経った2024年半ば、「Domestic Science」を聴いていたらその時の感情が記憶の彼方から一気に蘇ってきて目の前で光が弾けました。
showgunn (MOUSOU PAGER)
2001年、東京の特殊レコードショップ『LOS APSON?』のレーベル〈是空〉よりデビュー、神奈川県・藤沢を拠点に数多くの名義で活動するトラックメイカー・takya(タクヤ/旧名表記takuya)の新たなテクノ/ハウスアルバムが完成!
テクノの作品では2010年リリースの『Via Space』(ExT Recordings)以来、実に14年振りとなる本作は初音ミクのキャラクターデザインのモデルとしても有名な1983年のYAMAHA製シンセサイザー・DX7の音色を再現したフリーVSTプラグイン”DEXED”のみを使用し、自宅のサウンドシステムの構築とともに4年の歳月をかけ作り上げた18曲74分の大作。全編シンプルながらも力強いビートで、長尺ながらも繰り返し聴く事が出来るハウスサウンドに仕上がっている。
限定100枚、紙ジャケット仕様。B4の紙いっぱいに展開されるジャケットアートワークは、デイリーコーダーの広岡ジョーキがp5.jsで制作。裏面ではレーベル主宰hitachtronicsがtakyaのディスコグラフィならびに本作の製作過程に迫るライナーノーツ(約5600字)を掲載。さらにハイレゾ音源がDLできるコードつき。