★一部店舗限定特典
未収録の掌編が掲載されたランダム栞つき!
《その星の空は保温しすぎたご飯のような色をしていた。》
《アンドロイドとの飲み会。アンドロイド達が僕にはわからない「アンドロイドあるある」で盛り上がっている。 》
《月の裏は見たことはあるが、新幹線の車窓から見える大きな看板の裏はまだ見たことがない。》
《年老いた親のためのタイムマシンはボタンが大きくて操作が簡単だ。》
自由律俳句と妄想文学の名手、せきしろの新境地!
短編小説より短く詩歌よりも長い、「ショートショートショート」とも呼べる作品群によって切り取られた、もうひとつの世界の生活と郷愁。
数行で完結する超掌編の連作178編と、数ページの掌編11編を収録した、せきしろ初のSF小説集。
「せきしろさんが宇宙の石板みたいに読者へよこす掌編は、まったくもって僕がときめいたSFそのものであり、進化形であり結晶体であった。郷愁とセンスオブワンダーと、そして卓抜な笑いを備えていた。
SFはもうこれでいい。SFのSはせきしろのSであった。」
――上田誠(ヨーロッパ企画)解説より
B7サイズ 256ページ ソフトカバー
4月下旬発売予定
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★目次
《超掌編連作》
宇宙に散らばる161個の断片
タイムマシンの経年変化
銀河鉄道の終電
《掌編》
2100年の眼鏡 / おもしろい話 / タイムマシン展
テレパシー / パラレルワールド / ブーケトス
ループ飯 / 花言葉 / 見送る / 時間を止める
天才チンパンジー
《解説》
上田誠(ヨーロッパ企画)
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★著者プロフィール
せきしろ
1970年、北海道生まれ。作家、自由律俳句俳人。主な著書に『去年ルノアールで』『バスは北を進む』『放哉の本を読まずに孤独』など。近著に自由律俳句集『そんな言葉があることを忘れていた』。また又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『蕎麦湯が来ない』などがある。