樹海探索をライフワークとし、かつて「樹海を彷徨って死体を見つけるアライさん」という名前で活動していたハリジャンぴらのさんが創設した樹海探索者集団「アライさん界隈樹海探索部」の参加者によるアンソロジー。
性別も年代も職業も、樹海探索を始めた動機や目的もさまざまなメンバーが、エッセイ、小説、漫画など思い思いの形式で樹海体験を寄せています。
力強い自然に包まれた「生」の要素と、多数の人々の死という相反する要素を内包している場所である樹海。その不思議な魅力に取り憑かれた人々の視点から見る樹海、そして書き手たちの思考が非常に興味深いです。
死体の説明はありますが、写真やイラストなどの生々しい描写はないので、グロテスクなものが苦手な方でも安心して読めます。
また本書とセットで、ハリジャンぴらの氏の樹海探索顛末記
『死体は死んでいる』『物と者の間のモノ』を読むと、樹海探索のディティールがさらにわかるのでオススメです!
A5/50ページ
(以下、公式インフォより)
元「樹海を彷徨って死体を見つけるアライ」さんが創設した樹海探索者集団「アライさん界隈樹海探索部」9名による青木ヶ原樹海探索体験談アンソロジー!
9人のアライさんは青木ヶ原樹海で何を見て何を思ったのか。日常ない風景を描く戦慄のルポルタージュ!