ディープな日本を紹介する雑誌「八画文化会館」の第9号にして最終号(寂しい!!!)
特集は日本各地で懐かしい面影を残す商店にスポットを当てた「商店綜合型録」。
観光地じゃなくても、人の往来が少なくても、利用者がほとんどいなくても、
変わりゆく町の中で今なおそこにある、愛しさあふれる商店をたっぷりと紹介しています!
(編集のことばより)
7年以上かけて撮り集めてきたこれらの商店のなかには消えてしまったものもたくさんある。町の入れ替わりの激しさに思わずため息が出てしまうけど、だからこそまだあるお店は、ただ存在していてくれるだけで充分。ハイペースに移り変わる町並みのなかで、変わらない姿を見せてくれてるだけで尊いから。大きい波に流されずにマイペースに建ってる商店をゆっくり眺めて、束の間でもそこで過ごせたら、それはとてもしあわせな休息。のんびり歩いたって退屈じゃないし、知らないまちの日常圏を見聞すれば自分の町の魅力や独自性に気づくこともできる。「君のまちにある商店はなんて素敵なんだろなぁ。でも僕のまちにある商店も素敵だったんだなぁ」そんな風にみんなが自分の住んでいる場所の魅力に気づく、ひとつの視点になれたら望外の喜びだ。
◆最終特集◆ 商店綜合型録 松村大輔・碍子系・JP-SUPER・酒井竜次・石川春菜
■巻頭グラビア
■理美容院・クリーニング店・メガネ店・電気店・薬局・スーパーマーケット
■ピンポイント鑑賞FILE
■商店を見るならこんなふうに。
おもしろ過ぎて気が散っちゃうよ。(ビロくん)/欲しくなる外装探してます。(卒業生代表)/装飾テントが効いてるね。(内海慶一)/やってるかい?渋い町並みで右左(武部将治)/営業時間外に宿る美しさを求めて(だみあん君)/地下街の矢印に誘われてみる。(Towers)
■座談会「商店文字の話をしよう」藤本健太郎・松村大輔
■緊急ルポ「商店と新型コロナ」鹿取茂雄
◆連載◆ REGULAR
国際ニュータカギ会館「楽器屋・レコード屋・本屋・模型屋つれづれ」高木壮太
【判型】B5変型並製(182mm×242mm)
【頁数】96p(オールカラー)
【発行】2022/06
【デザイン】吉川英夫(nout)
【ジャンル】商店街、昭和レトロ、旅行ガイド、サブカルチャー、建築