堀静香「せいいっぱいの悪口」

6680

1,700円(税込1,870円)


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(公式インフォより引用)

紹介
今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より)

−−詩人・堀静香による、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。

目次
せいいっぱいの悪口
みんな魚
さわやかなかぜ
愛も希望も
タクトを折る
いきすぎた夜
日記 二〇一九年一〇月八日〜一〇月一七日
はみだしながら生きてゆく
走馬灯の日々
オールドファッションと鶏皮
マンボウの下半身
日記 二〇二一年九月一〇日〜九月二〇日
だれのことも
スーと夫
豆を拾う
春がきらい
日記 二〇二二年三月二日〜三月三一日
躑躅のマゼンタ、伊勢エビの赤
あーちゃんも
あとがき

版元から一言
2019年秋の文学フリマ東京で発売後、評判が評判を呼び、増刷を重ね、個人誌にも関わらず1,000部完売したZINE『せいいっぱいの悪口』。
本書は、同ZINEに大幅な新規原稿と加筆・修正を加えたものになります。


百万年書房の新レーベル「暮らし」、第1弾。

著者プロフィール
堀 静香 (ホリ シズカ) (著)
1989年神奈川県生まれ。山口県在住。歌人集団「かばん」所属。中高非常勤講師のかたわらエッセイや短歌をものする。著書にZINE『せいいっぱいの悪口』(2019)、ほか晶文社スクラップブック「うちにはひとりのムーミンがいる」連載(2020〜2022)。

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