手条萌「漫才論争 不寛容な社会と思想なき言及」

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500円(税込550円)


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ハマったものについてとことん掘り下げるライター・手条萌さんによる「漫才論争」をテーマにしたコラム集です。

2020年の「M-1グランプリ」でマヂカルラブリーが優勝したことに端を発する「あれは漫才か漫才ではないか」という議論と、漫才を批評するということにつきまとう様々な困難さに真摯に向き合いながら考察を重ねています。

これまでたくさんの同人誌を作ってきた手条さんが過去の自分の批評スタイルを一新して挑んだ(P 29参照)一冊です!

A5/40ページ

(以下、公式インフォより)
「漫才論争」とは何だったのか──?
文学が克服済みのあらゆる課題は、お笑いにおいては構造的に乗り越えることができない。あの冬、言語化により傷を癒そうとした大衆が打ち込んだ文字の羅列は、果たして論争、評論、そして批評たりえたのか?
誰にとっても等しく忌々しくも特殊な体験であった「漫才論争」をめぐる1冊。

何度も繰り返すお笑い評論の不可能性に、果敢にも切り込むシリーズの第3段!


【もくじ】
はじめに  「漫才論争」とは何だったのか
漫才に祈りを〜幸福な若者時代の終わらせ方繰り返すワーキャー不要論と「お笑い評論家」呼ばわりのはざま
批評ができない不寛容な社会を受け入れた漫才
商品としての義理と人情
おわりに 中心はφ〜約束の未来までの評論