春菊・麗日「OSAKAN SOCIALISM」

3450

1,300円(税込1,430円)

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今の大阪の景色の中から社会主義的な風景を切り取るという独自の視点を持った写真集です。

単にそのように見える風景ということではなく、大阪の歴史や政治的な変化も考察した上で大阪の都市景観に別の視点を与えようとしているところが興味深いです!

B5変形判/44ページ

(公式から引用)
冷戦が崩壊してから、すでに30年近くが過ぎようとしている。“OSAKAN SOCIALISM”と名づけられたこの小さな写真集は、遠のいていく歴史の残響を聴きとろうとするささやかな試みのひとつだ。

もちろん、日本が国家の正当なイデオロギーとして社会主義を公認したことはこれまで一度もなかった。1945年の敗戦以降、日本は、国際的にはアメリカとの同盟関係を基盤としながら、西側諸国の一員として経済的な繁栄を享受してきた。とはいえ、ときに「最も成功した社会主義国」と揶揄されたように、その中央集権的な経済体制は、純粋な資本主義の姿からはほど遠かったし、かつての最大野党、日本社会党の綱領は「日本における社会主義への道」だった。

そのリアリティはさておき、現実とは異なる世界について、いまより多くのひとびとが想像力を逞しくしていた時代がかつてあった。だが、そうした揺らぎは、90年代以降の剥き出しのグローバリズムの中ですっかりかき消されてしまったようにみえる。

いま、大阪という都市は、2025年に再び訪れる万博を前に大きく変わろうとしている。ただ、その最中でも、「ここではないどこか」の影は、観光ガイドや名建築ガイドには載らない、匿名的な風景のなかにひっそりと射しているのではないだろうか?

普段、美的には見落とされがちな、薄暗い大阪の風景を揺らぎのなかで眺め直してみる。すると、思わず「社会主義的」と形容したくなるような幻視の瞬間がたしかに存在する。そうした瞬間の積み重ねによって、この小さな写真集は生まれた。

『OSAKAN SOCIALISM ―大阪的社会主義風景―』
[編集]麗日
[撮影]島田春菊
[企画/デザイン]水谷秀人
[発行日]2019年12月1日
[発行者]水谷秀人
[判型]B5変形判(W/H:182mm)
[ページ数]44ページ