豊田道倫「午前三時のサーチライト」

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1,800円(税込1,980円)

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紹介
大阪へ
東京からの転居、コロナ禍での先行きの見えない日々。寂寥感と欲望。
生活とイリュージョンの往還からうまれた20篇の物語。
消えた女、死んでしまった友人、家族、行きずりの出会いと別れ。生活をとりまく些細な出来事から湧き上がるエモーション。
パラダイス・ガラージ、豊田道倫&His  Band!などの活動で知られるミュージシャン・豊田道倫による、感傷的な現実と幻想のあわいを溶かすような文体でつづられる待望の短編小説集。

目次
赤い腕時計の女
タール一ミリのメンソール
再会
眠剤入りラーメンを食べながら
春寒の夜に想うこと
スラム街の悲しい目をした犬
寝物語
四文屋にて
二〇二二年十月三十日の夜
開かずのドア
神経精神科三階‐22
多景湯にて
光明の街
無題
帰還
岸さん
雨宮さんのこと
この駅にて
モーニング・セットの後 
愛がなくなった街で

著者プロフィール
豊田 道倫 (トヨタ ミチノリ) (著/文)
1970年、岡山県倉敷市生まれ。大阪府豊中市で育つ。1995年、パラダイス・ガラージ名義の『ROCK‘N’ ROLL1500』でCDデビュー。それから、ソロ名義等で多数のアルバムを発表。2020年、25年住んだ東京から、大阪市内に転居。自主レーベル「25時」でCD、ZINE等を発表。著作は『東京で何してる?』(2011年、河出書房新社)、『たった一行だけの詩を、あのひとにほめられたい』(2013年、晶文社)に続いて、3作目となる。

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