「SHITTY GIRL」「エンディングテーマ」など、現実のうまくいかなさを執拗に、生々しく、しかしどこかユーモラスに描くマンガ家・大嶋宏和さんの読み切りコミックです。
大阪のどこかであるらしい町の小さなギャラリーを舞台に、そこで交錯する3人の人物の日々を描きます。
仕事と創作行為を両立させようと思いつつ、その難しさに悩む人々の「ハァ」というため息がなんともリアルです。切ないラストシーンに目頭が熱くなります。
B6/128ページ
(以下、公式インフォより)
超新人作家。大阪出身の大嶋宏和による、新作漫画が完成!
ーーー大嶋作品は、実は人生の契機を描いている作品でもある。 ほとんどの作品に、ひと悶着のあと、次の人生を歩み出す人物が登場する。 彼は、究極の前向きな作品を描く作家といえる。
「あとがき・苦虫あまい」より 山下賢二(ホホホ座)
雑誌「BRUTUS」で「FOR WHAT?」の連載などを行う新進気鋭の漫画家・大嶋宏和の最新コミックが刊行! どうにもならないやるせなさの中に、人生への愛にも似た叙情的な感情が呼び起こされるストーリーたち。自身のホームタウン・大阪を舞台に、3人の悲哀に満ちた物語が展開されます。
現在の漫画にはあまり見られない読後感に満たされる、漫画叙事詩の登場です。
新作に加えて、IN/SECTS MAGAZINEから寄稿短編2作品も収録。
「THIS TOWN ーマヌケで切実な物語」
著:大嶋宏和
あとがき:山下賢二(ホホホ座)